今までに見たことのない、ペーパーアイテムが使われた結婚式に参加してきました。
ペーパークイリングという技法で作られたという小さなかわいらしい花が、招待状や席次表に貼り付けてありました。
ペーパークイリングは、細長く切られた紙を、棒や針、専用のスロットなどでクルクル巻き取っていき、つまんだりして花びらや葉っぱの形を作ったりする、ペーパークラフトです。
新婦が一つ一つ手作りしたもので、紙でできているとは思えないほどの繊細な作品にとても感動しました。
貼りつけられた花は、招待状や席次表の雰囲気を壊さないようにととても小さなものでしたが、ウェルカムボードはとても大きなサイズで立体的な、たくさんの明るい色が使われたカラフルな作品になっていて、こちらにも私はもちろん、他の招待客の皆様も感嘆の嵐でした。
バラの花びらやガーベラといった花はもちろん、紙に切り込みを入れてクルクル巻き取ったというカスミソウは、まさに神技と思わずにはいられませんでした。
ペーパークイリングは中世ヨーロッパの発祥で、現在はアメリカなどでとてもメジャーなクラフトです。
近年では日本でも書籍やキットが販売されるようになったりと、広がりを見せています。
新婦は本を見て独学で作りましたが、講座や教室も全国で展開されています。
特に、ウエディングのアイテムとしてとても人気があります。
女性の招待客にはピンクや赤などの花が、男性の招待客にはブルーやグリーンが中心の花が使われていたりと新郎新婦の心遣いが感じられた結婚式でした。
試しに私もその後に作ってみましたが、確かに作り方は簡単で材料費もそれほどかからずに作ることができたのですが、本格的に作ろうと思えば思うほど時間がかかってしまいました。
ペーパーや道具もこだわって揃えると、さらに素敵な作品が出来上がるのだろうという感じがしました。
ただでさえ結婚式の準備で忙しかったはずなのに、このような細かなところまでペーパーアイテムを施した新婦の手先の器用さに、改めて感動しました。
